TOEIC-公式問題集の効果的な使い方-1
こんにちは。AKKです。今回は以前お勧めした、TOEIC公式問題集の具体的な使い方になります。
TOEIC400点未満の人向けの記事はこちらから。
blog.akk-translation.work時間とやる気に応じて、レベル1~レベル3まで分けてみました。参考にしてください。
レベル1:サンプル問題だけ解く+本番のテスト2回分は眺めるだけ
問題集としてはもったいない使い方ですが、時間がない人にとっては、やるとやらないのでは大違いです。どんな形式の問題が何問くらいでるのか、難易度ってどのくらい?リスニングのスピードは?という点に気をつけてサンプル問題に当たってみてください。
本当に時間(とかやる気)がなければ、問題は解かなくてもよいです。答えをみながら問題を順にみていってください。リスニングはCDを流しながら、スクリプトを見てください。これでも必ず力はつきます。
レベル2:とりあえず、全部やる!
サンプル問題+本番形式を全部やってみてください。本番形式はできれば時間を測ってやるとよりよいのですが(リスニングとリーディングは別の日にやっても構いません)、細切れに今日はセクション1、明日はセクション2というようになっても全然かまいません。
答えを見ずに解いたら、間違っていた問題は必ず正答・なぜ正答になるかは確認してください。時間がもったいないので、合っていた問題で、自信があるものは確認したらすぐ先に進むのがよいでしょう。これでだいぶ形式になれるはずです。もし時間がなければ、問題を解かずに答えを見ながらやっても構いません!やらないよりは、短時間で力になります。
レベル3:問題集を3周回す!(おすすめ!)
何か大変そうな感じがしますが、確実に点数が上がります。やり方としては、
1)サンプル問題をやって、正誤を確認、間違っていたものはなぜ間違えていたか正答を確認する。
2)同様に本番形式×2も同じようにやる。できれば1回は時間を測ってやるとよいでしょう。細切れにしても時間を測ってやってみましょう。時間がやっぱり足りない!という気づきだけでも収穫です。
以上が1周で、とりあえず1周やったら2周目はきっと正解をまだ7割くらい覚えている状態でできるでしょう。それでよいのです。そして2周目は間違えた問題だけさっと確認する。1周目に比べてだいぶ時間がかかりません。
3周目は、自信のある問題はもうやりません。2周目で間違えたものだけやってもよいです。
こうみてみると、「3周やる」といっても意外と時間はかからないはずです!周を追うごとに自信がついて、かつ時間がかからない仕組みです。
実はこの勉強法はスコア800点以下くらいの人にはすごく有効なもので、かなり汎用性があるものだと思います。
「レベル1」からとりあえず初めてみて、「レベル3」まで到達できるようにしてみてください。問題集1冊としては非常に効率がよいはずです。
これでも物足りない、さらなる高みへ・・・という方向けにレベル4を用意していますので、今度説明したいと思います。
TOEIC400点未満の人がやるべきこと
こんにちは。AKKです。
今回は、TOEIC(Listening・Reading, 今後も基本的にL・Rが対象です) 400点未満の人向けに対策を書きます。
とりあえずの目標
このクラスの方は、あまり普段英語を使わないし、試験も初めて受けた OR 経験回数が少ない、という方が多いのではないでしょうか。こういった方のとりあえずの目標は「600点」でよいと思います。TOEICを主催しているETSによると、直近の2回の公開テスト(第222回、第223回)の平均スコアはそれぞれ約581、571となっていて、600点とることができれば、「平均以上」です。
現時点での力
試験への「解答力」という観点では、このクラスの方は以下のような特徴があるのではないかと思います。
1.試験の形式に慣れていない
TOEICの本試験は、基本的に形式が完全に決まっています。リスニング100問、リーディング100問の内訳も完全に決まっています。下記リンク参照。
テストの形式と構成|TOEIC Listening & Reading Test|TOEIC Program|IIBC
形式をあらかじめ知ることがまず必要でしょう。
一番いいのは、たくさん実際の試験を受けること。つまり試験慣れすることです。お金と時間(と体力?)がある方はお勧めします。このクラスの方ならば、慣れによって点数は上がります。そんなお金も時間もない方、この記事を最後まで読んでください。
2.2時間という時間の使い方がよくわからない
TOEICは、Listening 約45分、Reading 75分です。Listeningは問題によって1、2分前後することがあります。 Listeningは全セクションにおいてナレーション等が1度しか読まれない上、解答時間も各小問でほとんど(体感5秒とかくらい?)しかないため、とにかく強制的に問題が流れていきます。一方Readingは、100問の問題をそれぞれどのように時間をかけて解くかという点が個人に任されています。そのため、特にReadingで最後まで解答できないという事態に陥る方も多いのではないでしょうか。この対策については、別途記事にする予定です。
3.本来解ける、ちょっと対策すれば落とさない問題を結構間違ってしまっている
600点が平均よりちょっと上ということは、できれば半分くらいの人ができた問題は落とさないでおきたいですし、80%くらいの人ができる問題は絶対落としたくありません。これも後に考察したいのですが、TOEICにおいては、みんなができるような簡単な問題を落とす=点数をすごく落とすということにつながります。この点、難しい問題は気にせずに、簡単な問題を落ち着いて解けるように準備することが主な対策となります。
具体的な教材
このクラスの方がやるべき教材は一つだけだと考えます!それは公式問題集です!
2016年5月からTOEICは新形式になったので、それに対応しているものが最新のものがよいでしょう。2017年11月時点で第3弾まで出ていますが、第1弾でとりあえず十分です。
TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編|公式教材・問題集|TOEIC Program|IIBC
この問題集はサンプル問題+実際の形式で2回分の問題が載っています。まさに形式に「慣れる」という点でも非常に良いと思います。実際にこの公式問題集をどう使うかは、また次回の記事で書こうと思います(書きました!)。
試験対策で必要な3つのこと
こんにちは。AKKです。
今回は、英語試験対策(つまり「勉強」)で必要な3つの考え方について、書いていきたいと思います。
とにかくとりあえず続けてやる!
これができれば苦労しないよ・・・という方が多いと思います。遊んだり、だらだらするのに比べたら、試験対策って大変なことの方が多いですよね。
英語の勉強に限らないかもですが、「とりあえずこのやり方」って決めたらその方法を毎日少しずつすることが本当に重要です。大変なのはわかります。だけどほんのちょっとでいいんです。たとえばTOEICの問題5問でも、ただ英語のmp3を通勤・通学で何となく聞くのでも、するとしないでは1か月後、1年後では英語の能力、そして試験の点数が全然違うと思います。
もし毎日できないのならば、5分でいいから2日に1回する。それが無理なら3日に1回でも、絶対に最終的には成長=試験の点数はあがります。またゲームのたとえで恐縮ですが、次のレベルアップまで経験値いくつっていう風に現実では出ないじゃないですか。だけどちゃんとした試験対策をすれば、わずかな時間でも経験値は必ず入っていきます。この「わずかな時間でもできる対策」も今後書いていこうと思います。
専門家(よく売れている参考書・試験でうまくいっている人)を信じてみる!
「守破離」という考え方があります。まずは先生に習って、まねてできるようになって(守)、そこから自分なりに改善したやり方もできるようになって(破)、まったくゼロベースのやり方を創造できる(離)という成長の過程だそうです。
本当の天才ならこの段階はいらないでしょうが、私を含めた一般人はこの段階を踏むのが何かを成し遂げる近道だと私は思います。中でも入り口として大事なのは、「真似る」こと。「学ぶ」は「真似ぶ」です。
英語試験における真似すべき先生は、例えばよく売れている参考書に書いてある事や、試験で実績を挙げている人のやり方といえると思います。
「だけど、やり方は人それぞれだし・・・」という意見もあるかと思いますが、とりあえず、自分の中に既存のうまくいったことのある例を取り入れてみてはいかがでしょうか。その方法が後に自分流にアレンジするベースになると思います。
自分を信じる!
最後はこれです。勉強しても勉強しても自分の望む点数が取れないと、「自分には無理だ・・・」っていう気持ちになりがちです。そんなことありません!所詮試験は試験で、対策が可能です。あと少し、あと1週間対策をすれば突破できる壁かもしれません。その前であきらめてやめてしまうということは、すごくもったいない気がします。
試験対策という点では、短期間であればテクニック的なものが重要ですが、長期的には上記のような「心持ち」が大事だと思います。
英語の試験、点数をあげよう!
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